香り高く、バランスのとれた色合いと食感
中粒から極大粒の玄そばのみを使用。皮付きの実と皮をむいた実を半々に合わせて挽き、やや細かめに仕上げています。挽きぐるみの持つ力強さと、抜き実挽きのしなやかさを兼ね備えた、香り高くバランスのとれた越前そば粉です。【越前】と【水仙】の中間の粉。初心者の方にも比較的打ちやすいそば粉です。
蕎麦にすると、中間色でコシがあります。冷たい蕎麦にも温かい蕎麦にも適します。
ツルッと、喉越しを楽しむなら
皮をむいた実をじっくりとキメ細かく挽きあげています。
福井県産玄そばは小粒で実が詰まっているので完全な脱皮が難しく、1割程度皮付きの蕎麦の実が含まれてしまいます。ですがそれによって蕎麦らしいホシが少し浮かんだ、上品で白っぽい蕎麦に仕上がります。全日本素人そば打ち名人大会名人戦使用。
新そばの頃に期間限定で販売される【早刈りそば】で挽くと、淡い緑色が浮かぶ蕎麦に仕上がります。なめらかでツルツルとした喉越しを楽しめます。
色黒く、香り・甘み・粘りが豊か
そばの実(玄そば)を皮付きのまま石臼で挽きあげる全層粉(全粒粉)です。甘皮(実と皮の間にある薄皮)も一緒に挽き込み、やや粗めに仕上げています。
太めでコシの強い田舎そばを噛んで食べる「越前おろしそば」はこのタイプ。太打ちにすると弾力があり、細打ちにすれば少し固めの歯切れの良いそばになります。
色黒くホシが浮くそばに
皮付きの実を粗く挽いて仕上げた、全層粉(全粒粉)です。【越前】と同様、甘皮(実と皮の間にある薄皮)も一緒に挽き込んでいます。そば打ちの中・上級者向けです。
仕上がりの蕎麦は、色黒く、香り・甘み・粘りが豊か。うっすら透明感のある麺にプツプツとホシが浮かぶ田舎そばに仕上がります。ややボソボソとしていながらも、モチモチ感があり、噛むほどに深い味わいを感じます。
透明感にあふれ、プリプリしたそばに
皮をむいた実を6段階に選別した中から、2割ほどしか取れない極大粒の抜き実を使用しています。歩留りを50%以下の粗挽きにすることにより、サラサラした粉になります。
「全緬協主催・素人そば打ち四段位認定会」に使用されたそば粉と同じ製粉方法です。
上品な香りと甘みがあり、粗挽きなのにツルッとした喉越しとプリッとした弾力のあるそばに仕上がります。【早刈りそば】で挽くと、うっすらと緑色のホシが浮かび、見た目にも楽しめる越前そば粉です。
ふんわり、もっちり、懐かしい食感
中粒の皮をむいた実を使用。手挽きの粉に近づけるためにすべて手ぶるいで仕上げます。熱を加えるとでんぷん質が溶け出して、モチっとした食感が生まれます。
モチモチして舌触りのよい、素朴なそばがきが楽しめるように製粉したそば粉です。練り上げるほどに透明感とツヤが出ます。そば打ちは上級者向けです。
そばがきは蕎麦と違い、手間をかけずにそばの有効成分を逃がすことなくすべて摂取できます。高血圧の方に好評です。